有機スペルト小麦「全粒粉」を少し混ぜる理由
全粒粉を少し混ぜる理由
~有機スペルト小麦と、味のバランス ~
ケーキを焼いていると、粉の香りがふわっと立ちのぼります。
その中に、ほんの少し全粒粉が混ざると、
香りがすっと落ち着く瞬間があります。
JELLY BEAN’Sのケーキづくりでは、
有機スペルト小麦を使っています。
その中で、白い小麦粉だけでなく、
全粒粉を少し混ぜることが多いです。
理由は、とてもシンプルで、
私がこの味が好きだから。
スペルト小麦はもともと風味豊かな小麦ですが、
全粒粉を加えることで、
その風味がさらに引き立つと感じています。
私が感じていることを、英語にするときっとこんな感じ。
“A little whole grain brings a deeper flavor.”
全粒粉が入ると、味が落ち着く
私の中では、
全粒粉が入ると、味が落ち着くと思っています。
全粒粉というと、
「体にいい」「栄養がある」というイメージが
先にくるかもしれません。
もちろん、それも大切なポイントですが、
私が全粒粉を使う一番の理由は、味です。
少し全粒粉が入ることで、
・生地に奥行きが出る
・香ばしさが増す
・どこか落ち着いた味になる
白い小麦だけの軽さも好きですが、
そこに全粒粉が少し入ると、
お菓子なのに、
ちゃんとしたものを食べているという実感がわいてきます。
この素朴さが、
私の作りたいケーキにはとても合っています。
あえて、全粒粉100%にしない
全粒粉は、
たくさん入れればいいというものでもないと思っています。
入れすぎると、
・重たくなる
・粉っぽさが出る
・素材のバランスが崩れる
だいたい3割〜4割ほど。
白い小麦の軽さを残しながら、
全粒粉の香ばしさを添える。
そのバランスを探しながら、
配合を決めています。
「健康のために我慢する味」ではなく、
おいしいと思えるところで止める。
それが、
私の全粒粉との付き合い方です。
スペルト小麦の全粒粉だからこそ
使っているのは、
有機スペルト小麦の全粒粉。
クセが強すぎず、
でも、ちゃんと風味がある。
ナッツやドライフルーツ、
スパイスとも相性がよく、
アーミッシュカントリーケーキや
VEGANケーキにも自然になじみます。
全粒粉が入ることで、
甘さを控えた配合でも、
物足りなさを感じにくくなるのも
好きなところです。
「素朴さ」は、味の深さ
全粒粉を使うことで生まれるのは、
派手さではなく、深さ。
一口目のインパクトよりも、
食べ終わったあとに
「また食べたいな」と思える感じ。
毎日の暮らしの中で、
無理なく、自然に食べられること。
JELLY BEAN’Sのお菓子づくりでは、
その感覚をとても大切にしています。
おわりに
有機スペルト小麦の全粒粉は、
栄養のためだけの素材ではなく、
味を整えてくれる、大切な存在。
好きだから使う。
おいしいと思えるから混ぜる。
それだけの理由ですが、
それが、私にとって
いちばん正直な選び方です。
“I choose what feels right, and what tastes good.”
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