甘さのそばにあるもの ~ 塩という存在 ~
塩は影の立役者
~ ひとつまみのこと ~
塩も、砂糖と同じように
暮らしに欠かせない調味料ですね。
塩の存在についても、考えてみました。
お菓子にも塩を使うことはよくあります。
でも、ほんのひとつまみです。
そのひとつまみが、味をきゅっと引き締め、
甘味を引き立ててくれます。
塩は、とてもいい仕事をしてくれる。
主役ではないけれど、
確実に味を支えている。
まさに、影の立役者です。
塩にもいろいろな種類があります。
安価なものから高級なものまで。
海水からつくられるもの。
太古の海が閉じ込められた岩塩。
精製の仕方によって、
残るものもあれば、
そぎ落とされるものもあります。
塩は本来、海水を乾かしただけの
とてもシンプルなもの。
けれど、白く均一に整えるために、
にがりやミネラルを取り除くこともあります。
すっきりとした塩味になる一方で、
海の恵みの一部は失われてしまう。
どちらが良い悪いではなく、
どう整えられた塩なのか。
そこを、少しだけ意識するようにしています。
ミネラルたっぷりの海の恵みを
すべて削ってしまうのは、
少しもったいない気がするから。
でも、
特別高価なものを選んでいるわけではありません。
毎日使うものだから、
無理のない選択を。
背伸びはせず、
できる範囲で、少しでもいいものを。
私にとって塩は、
目立たないけれど、
暮らしの中でそっと支えてくれる存在です。
甘さのそばにある、
小さなひとつまみ。
それだけで、
味はちゃんと変わるのです。

”The Unsung Hero — A Pinch of Salt”
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